蓼派の小唄

蓼派隆盛期の写真
蓼派会二代目会長蓼胡満喜のお浚い会記念写真

会主は中央前列の初代家元の左隣・後列男性(村上元三、土師清二、山岡荘八)
初代胡蝶の小唄もお楽しみ下さい。
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よきことを初代蓼胡蝶作曲 |
本調子
よきことを 菊の御紋のありがたや |
白扇
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本調子
白扇の末広がりの末かけて かたき契りの銀要 |
粋なお方木原 胤詞・初代胡蝶曲 |
三下り
粋なお方の妻になと 植えしは誰か蓼の草 虫が好いたか情けのかげに |
染めあげて
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三下り
染めあげて 出たかお江戸の初茄子 色の苦労を |
今宵妻
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本調子
故郷に今は旅寝の物憂さを 酒にそやされ格子先 |
三日月の頃より
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本調子
三日月の頃より待ちし今宵こそ 逢わねばすまぬ胸のうち |
今さらに
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本調子
今更に愚痴は言わねど主ゆえに 捨てたこの世の玉の輿 |
置炬燵
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三下り
置炬燵 ついうたた寝の 耳もとに そっと忍んで |
白菊
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本調子
白菊の目に立てて見る塵もなし 糸の音締めに夜も更けて |
念がとどいて
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三下り
念がとどいて こうなるからは 風も嫌 雨も嫌 |

